平成27年度振り返り会議を行いました
12月5~6日、アクティブセンター西郷および五峰荘にて、今年度の振り返り会議を行いました。
普段支援に出ている臨床心理士、保育士だけでなく、協働している市町村の保健師、ふくしま心のケアセンターの方、日本ユニセフ協会担当者も参加くださいました。
研修会では、今年度10月までの活動報告を行いました。
また協働している平田村と伊達市の保健師さんより、各市町村の現状や協働してきての効果、これから求めることなどをご報告いただきました。
震災・原発事故後、5年目になり、支援の数や交付金などが減少・制限されていく中、福島県は原発事故の問題はまだ収束しておらず、イン・トラウマの状況が続いています。
福島県内は広く、地域によって事情がかなり違いますが、共通している部分もあり、そこに住んでいる方にも、避難している方にも、同じ被災者・被害者として「福島県下どこでも同じ支援が受けられるようになる」ことが母子や地域の方々の支えになる、という話が出ました。
原発事故直後より不安について語られることは少なくなってきましたが、これからの不安はまだまだ尽きることはありません。
またこれから様々な事情で帰還や地域コミュニティの再構築の問題も出てくると思われます。
伊達市のように、地域コミュニティへも、避難者へも、帰還者へもサポートができる体制が他の市町村にも広がっていくことを願っています。
研修会では、支援者支援として、坂上頼子先生に講師としてリラクセーションも行っていただき、自分の体のケアの時間を持つこともできました。ありがとうございます。みなさん、とても気持ちよかったとの感想でした。
今年は震災・原発事故から5年目という一区切りの年でもあり、これまでの5年間の振り返りも行いました。
これからも何年も続くであろう支援活動にとって、とても勉強になった会となりました。
支援者のみなさま、今後も息長く、ご協力をよろしくお願いいたします。