活動の記録

平成30年度地域と共に創る放射線・防災教育推進事業地区別研究協議会(県南地区)にて当会独自の包括的放射線教育の中の心理教育を紹介させていただきました

2018.12.06

平成30年10月19日(金)県南教育事務所で行われた県南地区の研究協議会で、
当会の包括的放射線教育の1つのメニューである心理教育を、
県南の小・中・養護学校等の先生方へ紹介させていただく機会をいただきました。

 

包括的放射線教育とは、原発事故のあった福島で育つ子どもたち自身が環境を理解し、
自ら判断して自分の健康を守り、そのようにできる自分に自己効力感と自尊心を持ち、
風評被害もはねのけて自信を持って羽ばたいていける大人になれるように教育するメニューです。

 

放射線とは何か、ストレスとは何か、
放射線に負けない強い体や心を作るためにはどうしたら良いかを知り、
心も体も健康的に自分で自分を守れるようにトータルな教育を行います。

 

心理教育のポイントは3つ。

①自分の気持ちを知る:

『快』・『不快』の感情があること、
『不快』な感情はストレスと感じることを学びます。

②ストレスへの対処方法を知る:

話すこと(相談すること)、問題に立ち向かうこと、リラクセーション

③偏見への対応を考える

 

以上の内容を、寸劇を見て学んだり、小グループで話し合って気持ちの共有をしたり意見を出し合ったり、リラクセーションを体験したりします。

 

この研究協議会でも、先生方に実際に体験していただきました。

 

福島の子ども達が、正確な情報を学び、自ら対処できる力をつけ、
偏見へも対応できる子(大人)に成長できるよう、
この取り組みが各学校でも実施していただけたら幸いです。

 

福島版学級ミーティング(心理士や担任の先生のファシリテートによる話し合い)
は放射線教育以外にも、使える方法ですので、
学級経営にも活かしていただけたらと思います。

 

小グループ体験をしていただいた先生方、ご協力ありがとうございました。
また当会の包括的放射線教育および心理教育を知っていただく機会をいただきました
県南教育事務所の先生方、ありがとうございました。

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